富马酸喹硫平片日本说明书
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セロクエル25mg錠/セロクエル100mg錠/セロクエル200mg錠/セロクエル細粒50%
作成又は改訂年月
**2011年3月改訂(第22版) *2010年6月改訂
日本標準商品分類番号
871179
日本標準商品分類番号等
*再審査結果公表年月(最新)
2010年3月(25mg錠、100mg錠、細粒50%) 国際誕生年月
1997年7月
薬効分類名
抗精神病剤
承認等
販売名
セロクエル25mg錠 販売名コード YJ(医情研)コード
1179042F1020 承認 許可番号
承認番号
21200AMY00239 商標名
Seroquel 25mg Tablets
薬価基準収載年月
2001年2月 販売開始年月
2001年2月 貯法 使用期限等
貯法
室温保存 使用期限
ケース等に表示(製造後3年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕 規制区分
劇薬
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること 組成
有効成分(1錠中)
クエチ ピンフマル酸塩 28.78mg(クエチ ピンとして25mg) 添加物
結晶セルロース、乳糖水和物、リン酸水素カルシウム水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステ リン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄 性状 剤形
フ ルムコーテ ング錠 色
うすい黄みの赤色 外形
表
裏
外形
側面
大きさ
直径 約6.0mm 大きさ
厚さ 約3.5mm 重量
約103mg 識別コード
SEROQUEL 25 販売名
セロクエル100mg錠 販売名コード YJ(医情研)コード
1179042F2026 承認 許可番号
承認番号
21200AMY00240 商標名
Seroquel 100mg Tablets 薬価基準収載年月
2001年2月 販売開始年月
2001年2月 貯法 使用期限等
室温保存 使用期限
ケース等に表示(製造後3年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕 規制区分
劇薬
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること 組成
有効成分(1錠中)
クエチ ピンフマル酸塩 115.13mg(クエチ ピンとして100mg) 添加物
結晶セルロース、乳糖水和物、リン酸水素カルシウム水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステ リン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、黄色三二酸化鉄 性状 剤形
フ ルムコーテ ング錠 色
うすい黄色 外形
表
外形
裏
外形
側面
大きさ
直径 約8.5mm 大きさ
厚さ 約4.5mm 重量
約256mg 識別コード
SEROQUEL 100 販売名
セロクエル200mg錠 販売名コード YJ(医情研)コード
1179042F3022 承認 許可番号
承認番号
22100AMX02083 商標名
Seroquel 200mg Tablets 薬価基準収載年月
2009年11月 販売開始年月
2009年11月 貯法 使用期限等
貯法
室温保存 使用期限
ケース等に表示(製造後3年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕 規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること 組成
有効成分(1錠中)
クエチ ピンフマル酸塩 230.26mg(クエチ ピンとして200mg) 添加物
結晶セルロース、乳糖水和物、リン酸水素カルシウム水和物、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステ リン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン 性状 剤形
フ ルムコーテ ング錠 色
白色 外形
表
外形
裏
外形
側面
大きさ
直径 約11mm 大きさ
厚さ 約5.4mm
約514mg 識別コード
SEROQUEL 200 販売名
セロクエル細粒50% 販売名コード YJ(医情研)コード
1179042C1023 承認 許可番号
承認番号
21600AMZ00431 商標名
Seroquel Fine Granules 50% 薬価基準収載年月
2004年6月 販売開始年月
2004年6月 貯法 使用期限等
貯法
室温保存 使用期限
ケース等に表示(製造後3年)〔使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。〕 規制区分
劇薬
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること 組成
有効成分(1g中)
クエチ ピンフマル酸塩 575.65mg(クエチ ピンとして500mg) 添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、部分 ルフ ー化デンプン、 スパルテーム(L-フェニル ラニン化合物)、ラウリル硫酸ナトリウム、含水二酸化ケ 素 性状 剤形
細粒 色
白色
一般的名称
クエチ ピンフマル酸塩製剤
効能又は効果
統合失調症 用法及び用量
通常、成人にはクエチ ピンとして1回25mg、1日2又は3回より投与を開始し、患者の状態に応じて徐々に増量する。通常、1日投与量は150~600mgとし、2又は3回に分けて経口投与する。 なお、投与量は年齢 症状により適宜増減する。ただし、1日量として750mgを超えないこと。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること) 1.
肝障害のある患者[本剤は主に肝臓により代謝されるため、クリ ランスが減少し、血中濃度が上昇することがある。少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25~50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。(「薬物動態」の項参照)] 2.
心 血管疾患、脳血管障害、低血圧又はそれらの疑いのある患者[投与初期に一過性の血圧降下があらわれることがある。] 3.
てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させるおそれがある。] 4.
自殺企図の既往及び自殺念慮を有する患者[症状を悪化させるおそれがある。]
5.
高齢者(「高齢者への投与」の項参照) 6.
糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者(「重要な基本的注意」の項参照) 重要な基本的注意 1.
本剤の投与により、著しい血糖値の上昇から、糖尿病性ケト シドーシス、糖尿病性昏睡等の致命的な経過をたどることがあるので、本剤投与中は、血糖値の測定や口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行うこと。特に、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者では、血糖値が上昇し、代謝状態を急激に悪化させるおそれがある。 2.
低血糖があらわれることがあるので、本剤投与中は、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状に注意するとともに、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。 3.
本剤の投与に際し、あらかじめ上記1及び2の副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿等)、低血糖症状(脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等)に注意し、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導すること。 4.
本剤の投与により体重増加を来すことがあるので、肥満に注意し、肥満の徴候があらわれた場合は、食事療法、運動療法等の適切な処置を行うこと。 5.
本剤は、特に治療開始初期に起立性低血圧を起こすことがあるので、立ちくらみ、めまい等の低血圧症状があらわれた場合には減量等、適切な処置を行うこと。 6.
本剤は主として中枢神経系に作用するため、眠気、注意力 集中力 反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中
の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。 7.
前治療薬からの切り替えの際、精神症状が悪化する可能性があるので観察を十分行いながら前治療薬の用量を減らしつつ、本薬を徐々に増量することが望ましい。また、症状の悪化が認められた場合には、他の治療法に切り替えるなど適切な処置を行うこと。 8.
抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意すること。 相互作用 相互作用の概略
本剤は複数の経路で広範に代謝される。本剤の代謝に関与する主
**併用注意
(併用に注意すること) 薬剤名等
中枢神経抑制剤 ルコール
臨床症状 措置方法
中枢神経抑制作用が増強することがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与すること。 機序 危険因子
薬力学的相互作用を起こすことがある。 薬剤名等
CYP3A4誘導作用を有する薬剤注)
フェニト ン、カルバマゼピン、バルビツール酸誘導体、リフ ンピシン等
臨床症状 措置方法
本剤の作用が減弱することがある。 機序 危険因子
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4の誘導により、本剤のクリ ランスが増加することがある。外国人におけるフェニト ン併用投与例において、本剤の経口クリ ランスが約5倍に増加し、Cmax及びAUCはそれぞれ66%及び80%低下した。 薬剤名等
CYP3A4阻害作用を有する薬剤
エリスロマ シン、 トラコナゾール等 臨床症状 措置方法
本剤の作用を増強するおそれがあるので、個々の患者の症状及び忍容性に注意し、慎重に投与すること。 機序 危険因子
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を非競合的に阻害するため、クリ ランスが減少する可能性がある。外国人におけるケトコナゾール併用例において、本剤の血漿中濃度が増加した。 併用注意に関する注意
注)これらの薬剤を投与中止する場合には、本剤の減量を要することがある。 副作用
副作用等発現状況の概要
*承認時までの臨床試験では、錠剤投与症例584例中365例
(62.5%)に副作用が認められ、主な副作用は不眠(19.3%)、神経過敏(17.8%)、傾眠(14.2%)、倦怠感(10.8%)、不安(10.6%)であった。また、臨床検査値の異常変動は、ALT(GPT)上昇(8.3%)、CK(CPK)上昇(7.4%)、T4減少(7.1%)、AST(GOT)上昇(6.6%)、プロラクチン上昇(6.3%)、LDH上昇(5.5%)等であった。
市販後の調査では、1,158例中309例(26.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められている。主な副作用は傾眠(4.3%)、高血糖(3.3%)、便秘(1.9%)、肝機能障害(1.6%)、倦怠感(1.3%)であった。また、臨床検査値異常は、ALT(GPT)上昇(2.0%)、CK(CPK)上昇(1.9%)、体重増加(1.3%)、コレステロール増加(1.1%)、γ-GTP上昇(1.0%)等であった。(再審査結果通知:2010年3月)
以下の副作用は、上記の試験 調査あるいは自発報告等で認められたものである。 重大な副作用
1.
高血糖、糖尿病性ケト シドーシス、糖尿病性昏睡
高血糖(1~5%未満)があらわれ、糖尿病性ケト シドーシス、糖尿病性昏睡(いずれも頻度不明注))から死亡に至るなどの致命的な経過をたどることがあるので、血糖値の測定や、口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、 ンスリン製剤の投与を行うなど、適切な処置を行うこと。 2.
低血糖
低血糖(頻度不明注))があらわれることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。 3.
悪性症候群(Syndrome malin)
悪性症候群(1%未満)があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加やCK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。 4.
横紋筋融解症
横紋筋融解症(頻度不明注))があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。 5. 痙攣
痙攣(1%未満)があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 6.
無顆粒球症、白血球減少
無顆粒球症(頻度不明注))、白血球減少(1~5%未満)があらわれることがあるので、血液検査を行うなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 7.
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害(1~5%未満)、黄疸(頻度不明注))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 8.
麻痺性 レウス
腸管麻痺(食欲不振、悪心 嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性 レウス(1%未満)に移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 9.
遅発性ジスキネジ
口周部等の不随意運動(1%未満)があらわれ、投与中止後も持続することがある。 10.
肺塞栓症、深部静脈血栓症
抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症(いずれも頻度不明注))等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 重大な副作用の注意
注)国内自発報告の副作用のため頻度不明。 その他の副作用
精神神経系 5%以上
不眠、易刺激性、傾眠 精神神経系 1~5%未満
不安、頭痛、めまい 精神神経系 1%未満
焦躁感、鎮静、幻覚の顕在化、健忘、攻撃的反応、意識レベルの低下、昏迷、神経症、妄想の顕在化、リビドー亢進、感情不安定、激越、錯乱、思考異常、
自殺企図、人格障害、躁病反応、多幸症、舞踏病様 テトーシス、片頭痛、悪夢、うつ病、独語、衝動行為、自動症、せん妄、敵意 精神神経系 頻度不明注)
統合失調性反応、協調不能 錐体外路症状 1~5%未満
カシジ 、振戦、構音障害、筋強剛、流涎、ブラジキネジ (動作緩慢)、歩行異常、ジスキネジ 、嚥下障害 錐体外路症状 1%未満
ジストニ 、眼球回転発作、パーキンソン症候群 血液 1%未満
顆粒球減少、好酸球増加症、貧血、血小板減少 循環器系 1~5%未満
頻脈、起立性低血圧、心悸亢進、心電図異常 循環器系 1%未満
低血圧、高血圧、徐脈、不整脈、失神 循環器系 頻度不明注) 血管拡張 肝臓
1~5%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇 肝臓 1%未満
ビリルビン血症 呼吸器系 1%未満
去痰困難、鼻炎 呼吸器系 頻度不明注) 咳増加 消化器系 1~5%未満
便秘、食欲不振、嘔気 消化器系 1%未満
食欲亢進、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、胃炎、胃不快感 消化器系 頻度不明注)
鼓腸放屁、消化管障害、吐血、直腸障害 眼
1%未満
瞳孔反射障害 眼
頻度不明注) 弱視、結膜炎 内分泌系 1~5%未満
高プロラクチン血症、T4減少、高コレステロー ル血症 内分泌系 1%未満
T3減少、月経異常、甲状腺疾患、高脂血症 過敏症 1%未満 発疹 過敏症 頻度不明注)
血管浮腫、そう痒 泌尿器系 1%未満
排尿障害、排尿困難、尿失禁、尿閉、BUN上昇 泌尿器系 頻度不明注)
持続勃起、射精異常、 ンポテンス その他 1~5%未満
倦怠感、無力症、CK(CPK)上昇、口内乾燥、体重増加 その他 1%未満
意欲低下、多汗、発熱、体重減少、胸痛、筋痛、高カリウム血症、舌麻痺、しびれ感、背部痛、肥満症、浮腫、末梢浮腫、ほてり、歯痛、関節痛 その他 頻度不明注)
顔面浮腫、頸部硬直、腫瘤、過量投与、骨盤痛、歯牙障害、痛風、関節症、滑液包炎、筋無力症、痙縮、悪化反応、偶発外傷、耳の障害、味覚倒錯、ざ瘡 その他の副作用の注意
注)外国の副作用及び国内自発報告の副作用のため頻度不明。 高齢者への投与
高齢者では少量(例えば1回25mg1日1回)から投与を開始し、1日増量幅を25~50mgにするなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[高齢者では非高齢者に比べてクエチ ピンの経口クリ ランスが30~50%低く、
AUCは約1.5倍であり、高い血中濃度が持続する傾向が認められている(「薬物動態」の項参照)。また、海外臨床試験において非高齢者と比較し、起立性低血圧の発現頻度が増加する傾向が認められている。] 妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
**妊婦等:
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット及びウサギ)で胎児への移行が報告されている。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。] 2.
授乳婦:
授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁移行が報告されている。] 小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。) 過量投与
症状:
主な症状は傾眠、鎮静、頻脈、低血圧等である。まれに昏睡、死亡に至る症例が報告されている。
処置:
本剤に特異的な解毒剤はないため維持療法を行うこと。早期の胃洗浄は有効である。呼吸抑制があらわれた場合には気道の確保、人工呼吸等の適切な処置を行うこと。 適用上の注意
薬剤交付時:
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。] その他の注意 1.
本剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。 2.
国内臨床試験において、本剤と因果関係が不明の心筋梗塞、出血性胃潰瘍が報告されている。また、申請時に用いた外国長期投与試験において、急性腎不全が報告されている。 3.
外国で実施された認知症に関連した精神病症状(承認外効能 効果)を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、本剤を含む非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6~1.7倍高かったとの報告がある。また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率の上昇に関与するとの報告がある。 4.
ヌで長期大量(100mg/kg/日を6及び12カ月間)経口投与により、コレステロール合成阻害によると考えられる三角状後白内障が認められた。しかし、カニク ザル(最大225mg/kg/日を56週間)及びげっ歯類に投与しても白内障は認められなかった。また、臨床試験においても、本剤と関連した角膜混濁は認められなかった。 5.
ラットに24カ月間経口投与したがん原性試験において、20mg/kg/日以上の雌の投与群で乳腺腫瘍の発現頻度の上昇が報告されている。これらの腫瘍の所見は、げっ歯類においてプロラクチンと関連した所見として報告されているが1)、ヒトではプロラクチン濃度の上昇と腫瘍形成の関連性は明確にされていない。
薬物動態
1.
血中濃度 (1)
統合失調症患者にクエチ ピンを1回用量25~100mgの範囲で漸増して1日2回反復経口投与した。100mgの用量で7回反復投与した後の血漿中クエチ ピ
2)
ン濃度推移及び薬物動態パラメータは図1及び表1のとおりである。(「薬物動態の表」表1参照)
非高齢者では、投与約2.6時間後に最高血漿中濃度(平均397ng/mL)に達した。血漿中からのクエチ ピンの消失は速やかであり、半減期は3.5時間であった。また、高齢者における血漿中濃度は非高齢者よりも高く推移し、高齢者のAUC0-12h(平均2.59μg h/mL)は非高齢者(平均1.69μg h/mL)の約1.5倍であった。(錠剤投与時のデータ)
図1 統合失調症患者にクエチ ピン100mgを1日2回反復投与時の血漿中ク
エチ ピン濃度推移
(平均値±標準誤差、非高齢者:n=12、高齢者:n=11)
(2)
外国人統合失調症患者にクエチ ピンを1回用量25~250mgの範囲で漸増して1日3回反復経口投与した。1回用量を75mg、150mg及び250mgとしたときの定常状態における薬物動態パラメータは表2のとおりである。血漿中クエチ ピン濃度は用量に比例して増加し、男女差は認められなかった。(錠剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表2参照) (3)
健康成人男子にクエチ ピン25mgを単回経口投与したときの薬物動態パラメータは表3のとおりである3)。(細粒剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表3参照) 2.
肝障害の影響(外国人データ)
肝障害患者( ルコール性肝硬変)にクエチ ピン25mgを単回経口投与したところ、クエチ ピンのCmax及びAUC0-∞は健康成人よりも高く(約1.5倍)、
4)
t1/2は健康成人よりも長かった(約1.8倍)。(錠剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表4参照) 3.
吸収及び食事の影響
クエチ ピンの経口吸収性は良好であり、クエチ ピンのCmax及びAUCに及ぼす食事の影響は認められなかった。(錠剤投与時のデータ)
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