延边大学毕业论文李梅香

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中?日?韩死亡禁忌语比较研究

延 边 大 学 本科毕业论 文 本科毕业设计 ( 题 目中·日·韩死亡禁忌语比较研究

学生姓名:李梅香

学 院:外国语学院 专 业:日语 班 级:2007级日语文化 指导教师:徐瑛讲师

二 〇 一一 年 五 月

中?日?韩死亡禁忌语比较研究

摘 要

论文的本文分为三章,第一章写了禁忌语的定义和分类,第二章写了中 日 韩三国的关于死的禁忌语的对比分析,第三章写了从关于死的禁忌语看的文化现象。 研究目的是通过关于死的现代禁忌语的分类来分析了解三国的共同点和不同点。进一步,对不同点的原因找出来进行分析。

本论文是在中国語的《谦辞敬辞婉词词典》、日语的《類語国語辞書》、韩国语的《国語辞書》等词典里找出了现代语中的关于“死”的委婉表现来分类比较其共同点和不同点。并从修辞学的角度来分析比喻,夸张,借代的修辞方法。

其中,日语和汉语的关于“死”的委婉表现主要是单词,但是韩语的关于“死”的委婉表现里单词很少,多用于民俗用语来代替了“死”。从修辞方法的角度来看,三国使用的都比较多的是比喻,然后是夸张。借代的修辞方法很少。

根据这些又可以了解到中国的传统历史文化,日本的樱花文化,韩国的饮食文化。 关键词:死;委婉表现;比较研究

中?日?韩死亡禁忌语比较研究

要 旨

論文の本論では三章に分かれるが、第一章では忌み言葉の定義と分類、第二章では中 日 韓三ヵ国における「死」に関する忌み言葉の対照分析、第三章では「死」に関する忌み言葉から見られる文化現象である。

研究目的は「死」に関する現代忌み言葉の分類を通して三カ国の共通点と相違点を分析して理解する。更に、相違点が存在する理由を探して分析する。

本稿では、主に中国語の『谦辞敬辞婉词词典』、日本語の『類語国語辞書』、韓国語の『国語辞書』で「死」に関する忌み言葉の現代語における語彙レベルと連語レベルを探して分類を通して三カ国の共通点と相違点を比較し、更に修辞法の観点から比喩、誇張、換喩について分析する。

その結果、日本語と中国語は「死」における忌み言葉は主に語彙であるのに、韓国語は語彙が尐なく連語のほうが多いのである。忌み言葉「死」の修飾法からは、三ヵ国とも一番多く使われているのは比喩であり、誇張、換喩この順である。 また、忌み言葉「死」による三カ国の文化特徴も分かれる。中国伝統歴史文化、日本の桜文化、韓国の食文化である。

キーワード:死;忌み言葉;比較研究

中?日?韩死亡禁忌语比较研究

目 次

はじめに ............................................................... 1

第一章 忌み言葉の定義と分類 ........................................... 3

1.1忌み言葉①の定義 ................................................. 3

1.2忌み言葉の種類② ................................................. 3

1.3「死」に関する忌み言葉 ........................................... 4

第二章 中 日 韓三ヵ国における「死」に関する忌み言葉の対照分析 ....... 6

2.1中国語における「死」に関する忌み言葉の分類 ...................... 6

2.2日本語における「死」に関する忌み言葉の分類 ...................... 7

2.3韓国語における「死」に関する忌み言葉の分類 ...................... 8

2.4忌み言葉「死」に関する三ヵ国の共通点と相違点分析 ................ 9

2.5中 日 韓「死」に関する忌み言葉の修辞法 ....................... 10

第三章「死」に関する忌み言葉から見られる文化現象 ...................... 13

3.1【翘辫子】に見られる中国の長い歴史文化 .......................... 13

3.2 【散華】に見られる桜文化 ....................................... 14

3.3【 】に見られる韓国の食文化 ........................ 14

おわりに .............................................................. 16

注 釈 ................................................................ 18

参考文献 .............................................................. 19

付 録 ................................................................ 20

謝 辞 ................................................................ 21

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はじめに

死は人々に苦痛をもたらし、人に恐怖と憂鬱を与える。したがって、どんな人でも「死」を直接言わずに、別の言葉に替えて使う。世の中の人として生きている間に誰でも「生」と「死」について考えて見たことがあるだろう。

中国では伝統民俗から「死」は不吉な言葉であり、子供は小さい時から両親に「死」は無闇に言ってはいけない言葉と教えられ、特に正月には“累死了” “忙死了”“晕死了”こういう「死」を含む言葉をあまり言わないようにしている。日本では桜の落ちる瞬間を人生の死と繋げ、その短い生命が桜のように美しいと思う傾向がある。韓国には「動物は死んだら皮を残し、人は死んだら名声を残す」という面白い言い伝えがある。

このように三ヵ国の「死」に対する態度には相違点が存在する。従って、「死」関する忌み言葉にも相違点があることは当然のことであると言えよう。

忌み言葉は民俗学或るいは文化人類学からはたくさん研究されて来た。しかし、言語学から研究はあまり多くない。つまり、タブーとかマナーの一つとしての研究は多かったが、言語学的研究が尐ないのが現実である。したがって、言語学的忌み言葉の研究はある程度必要があると思われる。また、中国語と英語の対照研究をはじめとする両国語における比較研究は多いが、中国語と日本語と韓国語の三カ国語における比較研究は多くない。比較の中でもただ文化現象と原因と歴史についての比較はしても、修飾方法についての比較は多くない。 の『 』では言語学的観点から研究されたのではなく、民俗学的観点から出発した。徐瑛の修士論文「日中韓における禁忌語に関する考察」では対照言語学と社会言語学の視点から日中韓三ヵ国語における禁忌語についてそれぞれの定義、禁忌の内容、禁忌語の表現形式を対照分析している。陶芸の“中日禁忌语的对比分析”では、中国と日本の言語禁忌について主に結婚、年齢、病気、生理、数字などの方面を巡って、禁忌すべき言葉を羅列し、中国語と日本語の相違点と忌み言葉の勢いについて書いている。

研究方法は主に中国語の『谦辞敬辞婉词词典』、日本語の『類語国語辞書』、韓国語の『国語辞書』から「死」に関する現代忌み言葉の語彙レベルと連語レベルを探して、分類を通して三カ国の共通点と相違点を比較し、更に修辞学から比喩、誇張、

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換喩について分析する。

今回の比較研究は外国語を勉強する学生にとっては一つの基礎知識となり、どういう言葉に注意をすべきかについても知ることができる。また中 日 韓三カ国の異文化理解とコミュニケーションにもある程度意義があると思われる。

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第一章 忌み言葉の定義と分類

1.1忌み言葉①の定義

(広辞苑·逆引き広辞苑)では次のように解釈している。忌み言葉というのは、①不吉な意味や連想をもつところから、忌みはばかって使用を避ける語。斎宮での「仏」「経」「僧」などや婚礼の際の「去る」「切る」「帰る」などの類。②忌詞①の代わりに用いる語。斎宮では「仏」を「中子(なかご)」、「経」を「染紙」、「僧」を「神長(かみなが)」といい、一般にも「病気」を「歓楽」、「四(し)」を「よ」とか「よん」と読み、ある場合「し」と読まない。「梨(なし)」を「有りの実」と読む。

1.2忌み言葉の種類②

①数字に関する忌み言葉

中国では数字「四」が禁忌される。この二つの数字が「死」と発音が同じからである。その故、病院で四階の四号病室は不吉だと扱われる。また、「四月」は「死月」と扱われて民間では結婚式も行わないし、礼金も「四」の数字が入る礼金を送らない風俗がある。車、電話番号等の数字でもできるだけ避けるようにしている。 中国語ではある数字は悪口と関係があるがゆえに、「三八」、「二百五」のような数字は言わないようにする。

日本では「四」と「九」の数字が禁忌される。「四」は「死」、「九」は「苦」と発音が同じからである。

韓国でも「四」は「死」と発音が同じであるから、禁忌されている。

②死に関する忌み言葉

人間は死に対する恐怖感から「死」この字に対して禁忌心理が生まれる。したがって、「死」は不吉な言葉であって、「死ぬ」という言葉を口にしないで他の表現に替えて表している。

韓国では尊敬する人とか、目上の人には直接「死ぬ」と言わず、「 」,

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「 」, 「 」などのような忌み言葉を使う。

中国語の「牺牲」、「去世」、「合眼」、「光荣」、「殉职」などの忌み言葉がある。 日本語の「散華」、「逝去」、「亡くなる」、「眠る」などの忌み言葉がある。

③結婚に関する意味言葉

中国では結婚式などお祝いの日には、「梨」を食べない風俗がある。更に、梨を二つに分けたり、いくつかに分けて人に配るのを忌む。「梨」は「離」と同音で、「分梨」は「分離」につながるからである。

日本でも結婚式は人生にとって最も重要なことであって、結婚式の際人々は離婚や再婚を連想させるような言葉は避けようとしている。

例えば:終わる、去る、出る、離れる、切れる、別れる 等のような忌み言葉がある。

上述した数字に関する忌み言葉、死に関する忌み言葉、結婚に関する忌み言葉他にもお見舞いに関する忌み言葉、名前に関する忌み言葉、体に関する忌み言葉、生理に関する忌み言葉など忌み言葉の種類はたくさんある。拙論では、その中の「死」に関する忌み言葉について考察したい。

1.3「死」に関する忌み言葉

本節では主に中国語の『谦辞敬辞婉词词典』、日本語の『類語国語辞書』、韓国語の『国語辞書』から「死」に関する忌み言葉を探して並べる。

「死」に関する忌み言葉は現代語と古代語に分けられるが、主に現代語を研究の対象とする。

①中国語における「死」に関する忌み言葉

牺牲 ,献身 ,殉国,升仙,去世,合眼,永别,自尽,善终,闭眼,光荣, 去了,走了,没了,迁化,赴义,断气,咽气,辞世,长眠,就木,阵亡,夭亡,夭折,物故,羽化,蝉蜕,登仙,翘辫子,去见马克思 等

②日本語における「死」に関する忌み言葉

亡くなる、眠る、御隠れ、別れる、他界、逝く、成仏、逝去、永眠、不幸、最期、瞑目、致命、大往生、死没、失う、絶息、卒去、遷化、昇天、崩御、辞世、息が絶える、土になる、帰らぬ旅、光線の客となる、幽明境を異にする、目を瞑る、息が

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絶える、鬼籍に入る 等

③韓国語における「死」に関する忌み言葉

(運命) , (犠牲) , (殉職) , (卒去), (昇天) , (絶命), (瞑途), (作古), (逝去),

(臨終), (永眠), (黄泉), (九泉), (帰

る), (下職する), (涅槃), (昇遐), (目を瞑る), (息が絶える), (他界) , (棺へ行く), (スプーン置く), (その世に行く), (亡くなる), (星になる), (凶悪な人に出会う), (天国に行く), (霊魂と肉体が分離する), (地獄に行く) 等

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第二章 中 日 韓三ヵ国における「死」に関する忌

み言葉の対照分析

本章では主に日本語の『類語国語辞書』、韓国語の『国語辞書』、中国語の『谦辞敬辞婉词词典』から抽出した「死」に関する忌み言葉についての比較を通して三カ国における忌み言葉の共通点と相違点を分析し、更に修辞学の観点から三ヵ国における忌み言葉の諸相を考察して見たい。

2.1中国語における「死」に関する忌み言葉の分類

中国語における「死」に関する忌み言葉は主に宗教、態度、年齢、性別、身分などの方面から分類できる。

第一:宗教からの分類

①仏教

入寂,尸解,迁谢,圆寂,灭度,灭化,坐化,寂灭,迁形,归西,归真

②道教

升仙,化去,遁化,气散,迁化,隐化,物化,物故,羽化,蝉蜕,登仙,升仙,升天,上天,恒华,仙游,仙去

③キリスト教

回归尘土,进入天国

第二:死んだ人に対する態度からの分類

①尊敬する人

牺牲 ,献身 ,殉国,就义,殉职,赴义,阵亡,光荣,捐命,捐躯,与世长辞 ②普通の人

就木,入土,闭眼睛,没了,老了,粉身碎骨

③軽蔑する人

丧命,横死,命赴黄泉,见阎王,蹬腿

第三:年齢からの分類

①お年寄り

考终,善终,寿终,老去

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②幼い子供

夭亡,夭折,夭促

③尐年

凋谢

第四:性別からの分類

①女性

红消香段,香消玉殒,珠沉璧碎

②尐年

凋谢

第五:身分からの分類

①名人

逝世,谢世

②平民

亡故,逝世,过世

2.2日本語における「死」に関する忌み言葉の分類

日本語における「死」に関する忌み言葉は主に宗教、態度、死の方式、身分などの方面から分類できる。

第一:宗教からの分類

①仏教

成仏、散華、涅槃、昇天、寂滅、仏滅、遷化

②キリスト教

眠る、天国、昇天

第二:死んだ人に対する態度からの分類

①尊敬する人

永眠、逝去、死去、登仙、亡くなる

②普通の人

失う、倒れる、逝く

第三:死の方式からの分類

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①自殺

心中③、縊れる、縊死、投身、身投げ、不幸、自刃、殉死

第四:身分からの分類

①天皇

御隠れ④、崩ずる

②僧侶

寂する,遷化

③名人

巨星堕つ

2.3韓国語における「死」に関する忌み言葉の分類

韓国語における「死」に関する忌み言葉は主に宗教、態度、身分などの方面から分類する。

第一:宗教からの分類

①キリスト教

(天国に行く), (霊魂と肉体が分離する), (その世に行く), (召天), (空の国へ行く)

②仏教

(涅槃), (入寂)

③天主教

(善終)

第二:死んだ人に対する態度からの分類

①尊敬する人

(亡くなる), (逝去), (別世する)

②普通の人

(帰る), (下職する)

第三:身分からの分類

①名人

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(逝去)

②僧侶と菩薩

(入寂), (涅槃)

2.4忌み言葉「死」に関する三ヵ国の共通点と相違点分析

死は人間に共通に起こる現象であって、三ヵ国における「死」に関する忌み言葉は共通点が多い。例えば:「夭折」、「天国」、「涅槃」、「入寂」等の「死」に関する忌み言葉は三ヵ国とも共有する。また、尊敬する人と目上の人には三ヵ国とも「逝去」、「別世」この忌み言葉を使う。

一方、三ヵ国の宗教信仰、政治歴史、価値観により、「死」に関する表現には異なるところもたくさんある。従って、三ヵ国もそれぞれ特有の「死」に関する忌み言葉を持ってある。例えば中国語の「去见马克思」、「翘辫子」。日本語の「散華」、「心中」。韓国語「 」、「 」等である。 三ヵ国における「死」に関する忌み言葉の分類も主に宗教、態度、身分などの方面から分類できる。その中で中国語の「死」に関する忌み言葉が一番さまざまで細かく分類されたことが分かる。また、日本語の「死」関する意味言葉では、特に自殺に関する忌み言葉が多いことが分かる。

また、数から見るとその中で中国語と日本語は「死」に関する忌み言葉は多いのに対して、韓国語の「死」に関する忌み言葉はそれほど多くない。その中でも中国語の「死」に関する忌み言葉が圧倒的に多い。

中国語と日本語の忌み言葉は主に語彙からなっている。それに比べて、韓国語の忌み言葉は語彙の数が尐なく主に連語からなっている。韓国語の連語がたくさん使われているその理由は昔から風俗語がよく使われる韓国人の伝統民俗と密接な関係があると思われる。

「死」に関する忌み言葉における宗教の影響から見ると、中国は主に道教、仏教の影響が大きいことが分かる。日本は主に仏教、キリスト教の影響が大きく韓国は主に仏教、キリスト教の影響が大きい。

ここからは三ヵ国とも仏教とキリスト教の影響を受けていることが分かる。更に、

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こういう現象から東アジア圏に属する同じ地理環境と三ヵ国における長い間の文化交流の影響が大きいと思われる。

2.5中 日 韓「死」に関する忌み言葉の修辞法

忌み言葉の重要な特徴が抽象的、曖昧な概念を使うことである。或いは比喩などの修辞法を用いて硬い言葉を柔らかにするのができる。従って、直接言えない言葉とか心理的障害のある言葉を修辞法を通しても克服し、不愉快の場面を避けることができる。

修飾手段には比喩、誇張、借代、引用、対比、似人などがある。その中でも主に比喩、誇張、借代について分析する。

第一:比喩

比喩とは説明や記述の内容を印象強くてわかりやすくするために、適当な類列や形容を用いる。

①中国語「翘辫子」から見る修辞法―比喩。

中国語の「翘辫子」この忌み言葉は古代の中国人は皆編んで垂らした髪の毛(おさげ)をした。死んで棺桶に入る際、おさげを頭のてっぺんに引いて置く。ざっと見たら(翘)ギョウしたように見える。そこから「翘辫子」を死に比喩している。 ②日本語の「散華」から見る修辞法―比喩。

「散華」は仏に供養するために花を散布することである。もともと日本の仏教用語で使われたこの言葉は比喩の修辞法を使って戦死に美化している。

③韓国語「 」から見る修辞法―比喩。

韓国語「 」は死の忌み言葉で比喩の修辞法を使っている。日本語では「スプーンを置く」と訳し、中国では「放勺子」と訳する。しかし、中国語と日本語にはこのような「死」における忌み言葉はない。又韓国語の「 」の忌み言葉は人々が生きているのにスプーンを使うのは毎日の事で、一旦使わなければ生きていかないということから「死」に比喩して表している。

第二:誇張

誇張とは実際よりもおおげさに言ったりすることを表す。

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①中国語の「去见马克思」からみる修辞法―誇張。

日本語では「マルクスを会うに行く」と訳される。

中国は社会主義の国家として马克思(マルクス)思想が濃い。その故この忌み言葉が出きていると思われる。実は人が死んだらマルクスこの偉い人物を出会うかどうかは誰も知らない。しかし、中国語では「死」をマルクスを会うに行くことに比喩しながら忌み言葉を大袈裟に表している。

②日本語の「永眠」から見る修辞法―誇張。

もともとの意味は永久に眠ることである。死に関する忌み言葉「永眠」は眠ることを誇張して死ぬことを表している。

③韓国語の「 」からみる修辞法―誇張。

「 」は日本語で訳すると「星になる」である。実は、星になることは人にはできない事実である。また、中国語と日本語にはこの忌み言葉は無い。しかし、韓国語では「 」この単語を使って死を大袈裟に表している。つまり、ここでは人を星に比喩しながら大袈裟にしている。

第三:換喩

換喩とは容器で内容を、標識で実体を表すなどの表現法を表す。

①中国語の「棺材」から見る修辞法―換喩。

中国語の「棺材」は死を表している。中国語「棺材」は日本の棺おけ「棺桶」に相当する。

中国語には二つの意味があるが一つの意味は棺桶は死んだ人を棺桶におく、土に埋めることである。もう一つはここで棺材の材料を借りて「死」を表しているのである。つまり、換喩の修辞法をしている。

他にも、中国語の「就木,寿板,寿器,咽气,停床,倒下,回老家,下户口」 など換喩の修飾をした忌み言葉がある。

②日本語の「不幸」から見る修辞法―換喩。

もともと「不幸」は恵まれない環境にあることを指すが、「不幸」この言葉を借りて身内の人の死を表している。

③韓国語の「 (黄泉)」から見る修辞法―換喩。

この単語は中国古代の埋葬儀式からの由来で、人の死を「 (黄泉)」この言葉を借りて表している。

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総じて、忌み言葉「死」の修辞法から見れば三ヵ国とも比喩が一番多く、それから誇張の修飾手段が多い。借代の修辞法は一番尐ない。また、誇張になる修辞法はほとんど比喩にもなっている。

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第三章「死」に関する忌み言葉から見られる文化現象 「死」における忌み言葉から知られる三ヵ国に存在する特有語彙がある。「翘辫子」は中国語にだけある「死」に関する忌み言葉で、「散華」は日本語にだけある「死」に関する忌み言葉で、「 」は韓国語にだけある「死」に関する忌み言葉である。このような特有の「死」に関する忌み言葉から中国、日本、韓国の文化現象も知られる。

3.1【翘辫子】に見られる中国の長い歴史文化

「翘辫子」は中国南方の上海で最も流行っていた「死」の忌み言葉である。言葉の由来は三つに分けられるが、日本語と韓国語には無い中国特有の言葉である。ネットではこのように「翘辫子」を紹介している。

一つは1911年11月以前まで、古代の中国人は皆編んで垂らした髪の毛(おさげ)をした。死んで棺桶に入る際、おさげ⑥を頭のてっぺん⑦に引いて置く。ざっと見たらギョウ⑧したように見える。そこで「翘辫子」を死に比喩した。長い歴史文化がある中国にとって編んで垂らした髪の毛は他の国から見れば中国の象徴であるとも言えるだろう。

また、「翘辫子」は旧上海の電車とかかわりがあると言う。旧上海では電車が多く電車の電線がギョウして脱線したら、電車は動けなくなり運行することができなくなる。ここでは電線の「翘辫子」で死亡を表している。

もう一つの意味がある。中国では死刑犯を銃弾を使わなく太刀を用いる。その場合、おさげはどうするかと考えたあげく、犯人の御下げを高く吊って首を切る。その時「翘辫子」と言えば、皆死刑で死んだと知られる。

中国の古代では男女老若皆編んで垂らした長い髪の毛が普通である。外国人から見たら、これは中国に一つの強いイメージになっている。韓国と日本でもこのような編んで垂らした髪の毛をしたことはあるのに歴史が短い。その故「翘辫子」のような髪の毛で死を表した忌み言葉は全然見つけることができないのではないかと思われる。

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3.2 【散華】に見られる桜文化

『広辞苑』では散華は仏に供養するために花を散布することと解釈している。 「散華」は仏教用語である散華は明治時代後、江戸時代には仏教の本意を外れて天皇に忠実する意味で軍隊で利用され、戦死を美化する語として使われてきた。⑤ 日本人は死について特別な感情を持っているらしく、日本では人が死んだ後桜を散布する文化もある。皆知っているように桜は日本の国花でありながら日本のシンボルでもある。日本人は花見が好き、毎年3,4月になると花見で日本全国が騒がれ、桜をの美しさを楽しみながら公園で飲んだり食べたりする。日本人は花見が好き、花見をするのは伝統文化とされる。実は、世界どんな国でも国花はある。中国の牡丹花 、韓国の無窮花、米国のバラなどである。

人の一生は桜のようにパッと咲いて、パッと落ちるのを賛美している日本人の自然観、また人生は桜のように美しくて短く一生無常な人生を送っている。このような“美”の思想から「死」に関する忌み言葉「散華」が出ている日本ではないかと思われる。

3.3【 】に見られる韓国の食文化

韓国語「 」は死を表す言葉である。日本語では「スプーンを置く」と訳し、中国では「放勺子」と訳する。しかし、中国語と日本語にはこのような「死」に関する忌み言葉はない韓国特有の「死」に関する忌み言葉である。 その原因分析をして見れば、テーブル文化から日本と中国は主に箸をよく使ってスプーンよりも箸の方をよく使う。勿論、人の好き嫌いによって差はあるが中国と日本の伝統歴史から見ても大勢の人が食事をする時主に箸を使われている。更に、スープを飲む時も口で吸って食べることもよく見られる。それに反して、韓国は主にスプーンを使い、箸よりもスプーンの方がよく使われる。ご飯を食べる時もスープを飲む時ももほとんどスプーンを使う。

韓国で「 」が「死」を表す忌み言葉になった理由はスプーンを使うのは毎日の事で、一旦使わなければ生きていけなく生命が断つということになるからではないかと思われる。

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したがって、「 」という忌み言葉は韓国特有のものとなった。

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おわりに

「死」は古今東西を問わず人間に起こる現象のうち最も恐れられ、忌み嫌われるものである。死に対する恐怖感から、人々の間では「死」という字に対して禁忌の心理が生まれ、直接言い表すより遠回して現す。また、人間の「死」を表す言葉は極めて豊富である。

東アジア圏に属する同じ地理環境と死は人間に共通に起こる現象であるというところから三ヵ国における「死」に関する忌み言葉には共通したものが多い。例えば:「夭折」、「天国」、 「涅槃」、「入寂」等は三ヵ国とも共有する。

一方、三ヵ国の宗教信仰、政治歴史、価値観により、「死」に関する表現には異なるところもたくさんある。従って、三ヵ国もそれぞれ特有の「死」に関する忌み言葉を持ってある。例えば中国語の「去见马克思」、「翘辫子」。日本語の「散華」、「心中」。韓国語の「 」、「 」等である。 中 日 韓の「死」における忌み言葉を並べて比較して見たら日本語と中国語は「死」における忌み言葉は主に語彙であるのに、韓国語は語彙が尐なくほとんどが連語からなっている。

その中で中国語と日本語は「死」に関する忌み言葉は多いのに、韓国語の「死」に関する忌み言葉は尐ない。その中でも中国語の「死」に関する忌み言葉が圧倒的に多い。

また、三ヵ国とも宗教の影響を受けている。中国語では道教と仏教からの「死」関する忌み言葉が多い。日本語では仏教からの「死」に関する忌み言葉が多い。それに反して、韓国語では宗教の影響と言うよりも風俗語からの「死」に関する忌み言葉が多い。

忌み言葉の重要な特徴は抽象的、曖昧な概念を使うことである。或いは比喩などの修辞法を用いて硬い言葉を柔らかにするのができる。従って、直接言えない言葉とか心理的障害のある言葉を修辞法を通して克服し、不愉快の場面を避けることができる。修辞法から見てると、三ヵ国とも最も多く使われているのは比喩であり、次は誇張、換喩の順である。誇張になる修飾はほとんど比喩にもなっている。 言葉は文化の一部分であるので三ヵ国に存在する特有の忌み言葉からそれぞれの国の特有文化が分かる。「翘辫子」は中国語にだけある「死」に関する忌み言葉

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で、「散華」は日本語にだけある「死」に関する忌み言葉で、「 」は韓国語にだけある「死」に関する忌み言葉である。このような特有の「死」に関する忌み言葉から中国、日本、韓国の文化現象が分かる。更に、忌み言葉「死」に関する三ヵ国の深い伝統歴史文化も見られる。中国の伝統文化、日本の桜文化、韓国の食文化などから「死」における忌み言葉と三ヵ国文化の繋がりが見られる。 「死」に関する忌み言葉に対する研究は今後も続くべきだと思われる。「死」に関する中日韓三ヵ国の忌み言葉の比較研究を通して、三ヵ国の歴史文化の深い意味を外国語を勉強する学生には研究テーマとして今後もあつかってほしい。この比較研究は中日韓三カ国の異文化理解とコミュニケーションにある程度意議があると思われる。

本文来源:https://www.bwwdw.com/article/u5v4.html

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